簡単な紹介文
サッカーのスペイン1部リーグ“ラ・リーガ”で現在2位のレアル・マドリードと久保建英擁する3位レアル・ソシエダの上位対決です。ワールドカップに各国の代表選手を多数送り込んだ影響か、調子の上がらないレアル・マドリードと、チーム内でワールドカップに出場したのは久保のみというレアル・ソシエダ。選手のクオリティはレアル・マドリードが圧倒するも、選手のコンディションで上回るレアル・ソシエダがどのような試合を見せるのか注目でした。
感想
結果としては、スコアレスのドローとなりましたが、ワールドカップによる中断後のリーグ再開以来、ようやくコンディションが戻ってきたレアル・マドリードが本来の実力を発揮し、レアル・ソシエダのゴールに何度も迫りました。試合後のレアル・マドリード、カルロ・アンチェロッティ監督によれば、勝利することはできなかったものの、今シーズンのベストマッチの一つだったという評価のとおり、好ゲームを展開しました。
昨シーズンまでは中盤の重鎮ルカ・モドリッチとトニ・クロースを欠いた際に著しくクオリティが落ちていましたが、今シーズンは若手や中堅選手の台頭により、彼ら二人の不在時も高いクオリティを出せるようになってきています。
この試合ではモドリッチをベンチスタートとし、中盤をダニ・セバージョス、トニ・クロース、フェデリコ・バルベルデの3人としていました。期待されて加入したものの、ケガの影響と中盤の層の厚さからなかなか出場機会が得られなかったセバージョスが、ここにきてその能力を発揮し始めたのが心強いです。今年で38歳になるモドリッチは、大きなケガをすることもなくまだまだ健在です。
しかし、連戦に伴う疲労を考慮し全試合のフル出場は控えるべきであり、不在時の穴埋めができる選手が出てきたことで、これから終盤にかけてのレアル・マドリードは調子を上げてくると思われます。勝ち点5差で首位に立つバルセロナも決して油断ができない状況だと思います。
対戦相手の詳細情報
2023年1月29日（日）21:00（スペイン現地時間）レアル・マドリード対レアル・ソシエダ
レアル・マドリードの本拠地サンティアゴ・ベルナベウ開催